ABOUT
岡山県津山市。緑豊かな新野山形の小さな集落で、
私たち内田縫製は1969年に生まれました。
戦後間もない時代、創業者の内田定行は、家族を支えるために
牛舎の2階にミシンを置き、近所の方数名と小さな作業場を構えました。
そこから内田縫製の歩みが始まります。
1990年代前半、日本のジーンズ産業は全盛期を迎え、岡山県児島エリアを中心に、日本中からジーンズの依頼が殺到します。工場は活気にあふれ、一日1,000本以上を生産する日々が続きました。しかしその後、時代の流れとともに多くの縫製工場が淘汰されることになります。
1990年代後半から、縫製工賃の安い海外へと生産拠点が移り、国内の縫製工場は一気に仕事を失いました。
内田縫製も例外ではなく、売上は全盛期の1/5まで落ち込み、津山市内のジーンズ縫製工場は私たちだけになりました。
仕事がほとんどなく、先の見えない日々が続いていました。
それでも地元の職人さんたちは「家の百姓を手伝うけん、心配せんでもええ」と声をかけて下さり、支えてくれました。
一時は工場を畳む覚悟をしていた内田縫製が仕事を続けられたのは、地元の職人さんとそのご家族のご協力があったからです。
そして、その一番苦しい時代を乗り越えた先に、メイドインジャパンの品質が再び注目される時代が訪れます。
丁寧に作られ、そして永く使えるものの価値が見直され、少しずつ仕事が戻ってきました。
地域の方々に支えられ、創業から培ってきた縫製技術を守り続けたこと。それが、現在の内田縫製の原点となっています。
国内外のブランドのOEM生産を続ける一方で、2016年には自社ブランド UCHIDA HÔSEI を立ち上げました。
昔ながらの縫製手法を踏襲しながら、永く穿いて経年変化を楽しめる本物のジーンズを追求しています。
企画から生産、販売までのすべてを自社で行っているからこそ、その製品の背景を丁寧に伝え、お客様の心にまで届くものづくりを目指しています。
2026年、
津山市新野山形に、私たちの新しい拠点が誕生しました。
地元の風景に溶け込む木造の建物には、工場と直営店を開設。
お客様に足を運んで頂き、職人がジーンズを縫い上げる姿を間近で感じていただける空間となっています。
木の香りに包まれた工場で、若手からベテランまで、職人たちが日々ものづくりに向き合い、この新たな場所から内田縫製の縫製技術を未来へ継承していきます。
