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デニム製品の取り扱い方法について

お客様から「どうやって洗濯すればいいの?」「どのくらいの頻度で洗えばいいの?」とご質問をいただきます。このページでは、その疑問にお答えしながら、ジーンズが経年変化する原理からわかりやすくご紹介します。仕組みを知ることで、デニムを育てる楽しさがもっと深まるはずです。

 

 

 

 

デニム生地の構造について

 

デニムは経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で形成された綾織りの生地です。
一般的なジーンズは経糸のみインディゴで染められています。緯糸は無染色の白です。

 

経糸をほどいた写真

 

なぜデニムは藍色から白色へと変化していくのか

 

インディゴ染めはとても良く色が落ちる染め方です。また経糸一本一本が完全に中まで藍色に染まっていません。この状態を中白(なかじろ)や芯白(しんじろ)などと呼んでいます。この経糸の表面の藍色が削れて中の白色が露出することで、ジーンズが白っぽく変化していきます。

 

生地断面の拡大写真

 

何をしたら色が落ちる?

 

デニムが濃い藍色から白っぽく変化していく要因は主に二つあります。

 

1. 洗濯による色落ち

インディゴは、洗濯する度に色が薄くなります。濃紺のジーンズの洗濯に使用した水は藍色になります。

 

リジットのデニム生地を水洗いした写真


2. 着用による色落ち

着用によってできたシワの凸部分、縫い合わせの凸部分、良く触れる部分などは、擦れる頻度が多く、それによって表面のインディゴが削れ、色が落ちます。

 

着用によって経年変化をしたジーンズ


どのような色落ちを目指すかによって取り扱い方法は異なる

 

洗濯頻度、着用環境、着用のサイズ感などによって経年変化は十人十色。自分だけの一着を完成させる楽しさはここにあります。

 

下記は色落ちをある程度コントロールするための取り扱い方法です。

 

1. シワのメリハリをはっきりと効かせた色落ちをさせたい方

洗濯はなるべく控えてください。頻繁に洗濯をすることで生地が柔らかくなり、シワが出来難くなります。また全体的に色も薄くなる為、メリハリがつきにくくなります。 ただし、汚れた場合や匂いが発生した場合には洗濯をしてください。我慢しすぎると生地が劣化して、黄色っぽく変色したり、破れやすくなります。 ※生地を硬くしてメリハリを強く出すために、糊付けをする方もいますが、推奨はしていません。

 

2. シワをはっきりと出さなくても良い方

特に何も気にせず着用、洗濯をしてください。洗濯の頻度が多ければ綺麗なライトブルーになります。ただし洗濯頻度があまりに多いと色落ちにメリハリがなく、のっぺりとした印象になるので、注意が必要です。

 

 

洗濯・乾燥について

 

下記はおすすめの洗濯・乾燥方法です。

 

①まずは、ボタン・ジッパーを閉じ、裏返す。

②洗剤は、なるべく蛍光剤、漂白剤の入っていない物を少量使って洗濯する。水温は30℃までの水洗いを推奨しています。

③折り癖がつかないよう、洗濯が終わったらなるべく早く洗濯機から取り出し、風通しの良い場所で乾燥させる。

 

ポイントは、しっかりとシワを伸ばし、短時間で乾燥させることです。
天気の良い日は、天日に当てて「カラッ」と乾燥させ、室内の場合は、扇風機などで風を当ててあげると、短時間で乾き、嫌なニオイの発生も抑えられます。

干し方は、型崩れや日焼け防止の目的でボタン・ファスナーを閉じて裏向きにして干す事を推奨しています。ジーンズの場合、シワを伸ばしてセルヴィッジ部分をしっかり割って倒しておけば完璧です。

 

※乾燥機のご使用は推奨していません。どうしても乾燥機を使いたい場合は、生地の縮みや、革の硬化・割れを引き起こす可能性があることをご理解ください。

 

 

 

まとめ

 

まずは、理想の色落ちをイメージして、よく観察しながら着用と洗濯をしてみてください。ふとした瞬間に変化に気づけるはずです。「シワが入って筋ができた」「少し色が薄くなりすぎたから洗濯回数を減らそう」「生地が黄色っぽくなったから洗濯の頻度を増やそう」このように観察を繰り返す事で、どうやって穿いたら自分の目指す色落ちに近づけるのか、何となく感覚がつかめてくると思います。

 

デニム製品の育て方に正解はありません。経年変化を意識して、楽しんで穿いて頂ければ、数年後には必ず自分だけの経年変化を遂げたジーンズに育っていることでしょう!

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